今人気の怪談師たちのアンソロジー第2弾!「現代怪談 地獄めぐり 無間(むげん)」読んでみた!

2019年も残り僅か2ヶ月となりましたね。
hakoのやり残したことといえば、数々の怖い本の読破、怖い動画を見終わってないこと…
そんな中、つい先日やっと「現代怪談 地獄めぐり 無間」を読了したので、個人的見解を共有したいと思います。

1.「現代怪談 地獄めぐり」とは?

大人気アンソロジー第二弾!と書かれるほど、この「地獄めぐり」の凄い所がなんといっても豪華な著者たち!
怪談好きなら誰でも知っているほどの「怪談師」たちが集まってできた本なんです。
過去作「現代怪談 地獄めぐり」では、下記著者たちが共著で怖い話を綴ってくれました。

現代怪談 地獄めぐり著者名
松原タニシ
川奈まり子
牛抱せん夏
内藤 駆
西浦和也

そんな「地獄めぐり」の第二弾ともなる、「現代怪談地獄めぐり 無間」の内容とはどんなものなんでしょう?

鮮やかな赤い色をした彼岸花が美しく咲いており、その背景は漆黒の闇でまさに「無限地獄」を彷彿とさせる表紙です。
また、最近「OKOWA」などで一躍話題となっている女流怪談師、深津さくらさんの名前も!
以前からhakoが好意にしている、ぁみさん、松原タニシさん、いたこ28号さんの名前も連なり、怪談好きにはこれ以上ないと言っていいほどの怪談師たちがラインナップされている。
それでは、今回はどんなお話があるのか…目次と各怪談師たちは下記の通りです。

1深津さくら中古物件
2
3山の鈴
4古いレコード
5雑踏
6障る話題
7いたこ28号トイレで待つ女
8ポチのアルバム
9小野君
10春木さん
11青木ヶ原樹海
12伊計 翼カラオケの店員
13肉じゃがの匂い
14お祓いしたほうがいい
15お前から
16ただの夢
17幽霊画
18ABC
19骨壺
20骨壺2
21八月二十一日
22どこからド
23かくれんぼ集
24響 洋平裏山
25路線
26空腹
27薬指
28和室
29視界
30ありがとう・ぁみモニターに映るトイレの影
31触られた松江への道
32葬儀場にただよう
33だよねえ
34憑かれて同じように

2.「現代怪談 地獄めぐり無間」を読んでみてどうだった?

私は普段本を読んだり、何か作業をする時はなるべく暗い部屋で作業をします。
元々明るい所が余り好きではないので、明かりが落ち着いていると心も落ち着き集中できるんです。
小さい頃は怖かった実家も、霊感持ちの母親が「あ、何かいなくなったね」と言ったからか、夜中に怖い話を聞いたり、怖い本を見ても他人の視線を感じることはなくなったので、「現代怪談 地獄めぐり無間」を読む際も部屋を真っ暗にして読みました。

本当は紙で買いたかったのですが、父が「Kindle毎月払ってるから10冊は毎月好きなの読んでも大丈夫だよ」と言ってくれたため、今回は初めての「Kindle版」で本を読みました。なんだか近代的!!
元々「Kindle版」には興味があり、お金が溜まったら欲しいなぁーと思っていたので、棚から牡丹餅でした。

2-1.感想(詳細)

真っ暗な部屋でYOUTUBEで集中BGMをかけながら、いざ読み進めるとどんどん話にのめり込んでいけました。
序盤はあのサブカル系番組で誕生したジャンヌ不問の怪談会、「OKOWA」で華々しいデビューをした深津さくらさんの怖い話。
毎回「OKOWA」でも上位に君臨する彼女ですが、これらを深津さんの口から語られたらまた怖さが増すんだろうなと思うようなお話でした。
1.「中古物件」ではどこにでもあるような家族の風景で、私も姉がいるので昔から姉妹だけの内緒話、母と姉妹だけの女だけの内緒話はよくあったものです。
それはいつもならお父さんをいじったり、お兄ちゃんをいじったりとした微笑ましい内緒話ですが、もしこれが「中古物件」で登場してくるような姉妹の内緒話ならとても内緒話なんてしてられる状況じゃないと思いました。
いたこ28号さんは、北極ジロという二つ名を持つお方。怪談界ではその名を知らない人は居ないというほどの著名なお方で、なんと「OKOWA」で深津さんとも対戦されている仲です。
いたこさんはご自身でも「あっちの世界ゾーン・こっちの世界ゾーン」という怪談サイトの管理人も務めているため、その怪談は誰よりもあるんじゃないかなと思います。
その中でも、「ポチのアルバム」はいたこさんにしては?とても心温まるお話で、胸が苦しくなりました。
私も小さい頃は柴犬を飼っていたため、よく散歩に連れていってあげられなかったことを後悔するのですが、やはり動物って人間とは違って本当に純粋で綺麗な心を持っている者たちなんだなと思い、考えさせられるようなお話でした。
伊計翼(いけいたすく)さんは、「怪談のシーハナ聞かせてよ。」でも出演されている「怪談者」の書記係というお人で、今までも本も何本も手掛けています。
一番話数が多いものの、2~3分ほどで読み終わってしまう「ただの夢」「幽霊画」「骨壺」はどこか新耳袋を彷彿とさせる突如感があり、釈然としない感じがまた想像を掻き立てます。
また、「八月二十一日」「どこからド」「かくれんぼ集」はちょっと背後が気になるほど、「こっわ……」となった話でした。
ここから、私の大好きなお二方の怪談になります。
最初はDJ響こと、響洋平さんは普段はDJのお仕事をされていますが、余りの怪談好きのため段々と怪談が集まってくるようになり、怪談師となってしまった方です(笑)
とても紳士的でかけているメガネがまたインテリな感じで良い雰囲気を醸し出している人です。
初文筆となった「現代怪談 地獄めぐり無間」では、とても良い怪談を収めてくれました。
「裏山」「空腹」では見えざる者達と、ほんと少しの違いで対面してしまったお話でしたが、どちらもありそうでこわいぃぃぃっ!!となりましたし、自分がそうだったら失神しているだろうと思いました。
また、「路線」「薬指」は異世界といっても決してファンタジーのような楽しい雰囲気ではない世界が垣間見え、本当にこんな世界があったらと思うと背筋がゾクリとしました。
最後は怪談家ぁみさんの怖い話でこの本は幕を閉じます。
ぁみさんの話は個人的にとても好きでよく聞いていますが、今回はまた新たな話が綴られており楽しめました。
「モニターに映るトイレの影」では、あの日本を恐怖に陥れた「呪怨」のシーンを思い出しましたし、「だよねえ」は霊感の強い母に今度話してみたいと思うような、怖いのだけれどそれだけで終わらない話でした。

2-2.まとめ

全体的に難しい言い回しや漢字を使わず、想像が膨らむ珠玉の怪談が集まっています。
きっと小学生のようにまだ想像力が豊かな人は、ドラマを見るかのように各話を思い描けるでしょう。
また、「ただの夢」「幽霊画」「骨壺」など数行で終わる怪談もあるため、怪談は好きだけど本読むのはちょっと…って方もお楽しみいただける内容となっていますよ。

3.「現代怪談 地獄めぐり無間」で一番怖かった話ベスト3!

珠玉とはこのこと!というほど、本当に良い怪談を集めてくれた「現代怪談 地獄めぐり 無間」
怖い話がよくこんなにも尽きないものだ…と毎回いろんな怪談本を見て思うのですが、その中で一番怖い話を勝手に発表します

3位:「和室」「視界」-響洋平
これは2話連なるお話だったのですが、このお話を読み終えた時、私には輪廻転生という言葉が思い浮かびました。
和室で行った出来事はそれは背筋が凍るほどの恐怖でしたが、その後の「視界」に見えたものも偶然にしては余りにも関連性がありそうな気がするお話でした。

2位:「だよねぇ」-ありがとう・ぁみ
Twitterでもよく呟いてますが、hakoの母は霊感が結構ある方なんです。
介護士の仕事柄、人の死に何度も立ち会ってきたためか、年々その霊感は強くなる一方。
そんななかこの「だよねぇ」は病院を舞台をするお話でしたので、あぁやっぱりこういうことはあるのかなと思ったお話でした。

1位:「お前から」-伊計 翼
本だから感じる恐怖ってあると思うんですよね。
そりゃー人間ですから、一番人の話を見て聞いて感じてっていうのが一番怖いと思うんです。
でも、この「お前から」は読んでると何だか薄気味悪さを余計感じるようなお話なんでよね。
詳細な内容はお伝えできませんが、そんな展開なの!?ってなりますから…楽しみにしてくださいね。

今世紀最大の台風も近づく、仕事でお休みになる方も多くいられると思いますので、どうぞちょっとした時間でもぱっとのめり込める怪談話はいかがでしょうか?
今回は「現代怪談 地獄めぐり 無間」の感想でしたが、次回はアンソロジー第一弾である「現代怪談 地獄めぐり」の感想を披露したいと思います。それでは、また 🙂

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